気圧配置のパターン 梅雨前線型
自分のPは何高気圧の吹出しに位置しているか高気圧のヘリを見極める
春から夏の変わり目に停滞する梅雨前線は風がぶつかり合って雲が出来ているが2千m以下と高度がない為低気圧に発達しづらい構造で波も出来にくい。普段は東に流されてしまう雲もこの時期は同じ所に停滞しやすく結果ジトジトと雨が降ることとなる。
停滞する理由は上空1万mの偏西風の位置が北緯35度まで北上するのがこの季節で日本の遥か西のユーラシア大陸、インド中国国境辺りのヒマラヤ山脈(8千m級)に偏西風がぶつかり二つに分かれてしまうことにある。
こうなると日本列島上空は強い西風がなくなるため天気が西から東に流れにくくなり前線が停滞これが梅雨のメカニズムだ。停滞前線を越えてウネリが入る事は無理、自分のPが前線のどちら側かの把握をしよう。
時計回りに回転してウネリを送り出す高気圧しかも端の部分(ヘリ)に注目でサイズはないが安定したウネリが供給されていることもある。
前線の北側にはオホーツク海高気圧がありこのため北海道に梅雨がなく北東ウネリを北日本太平洋側にもたらし、前線の南側には太平洋高気圧があり雨の元となる暖湿気流を送り込むので西日本は雨が多く同時に南西ウネリが期待できる。