海の声
スマホの割引の話ではない(笑)。クラゲの話。
海洋観測船上では観測の為に気球を飛ばす。
ゴム製の気球に水素ガスを詰めるがその気球に耳を近づけると痛みのある刺激(音波?)を感じるという。
内陸に帰って同じ事をしても感じない、海辺では感じるという事実から「海の波が空気を巻き込むときに出来る超音波と水素気球が共鳴すると推論し『海の声』と命名した」のは当時ソ連の海洋学者シュレイキン。
自著「海の物理学」という本の中に書かれてあるという。
「波が空気を巻き込む」とはチューブやバレルになってる波乗りに適したウネリ。
のちに生物学者がクラゲには海の声と同じ波長を感じる器官があると発見した。
黒海沿岸の言い伝えで「海辺近くに浮かんでいるクラゲが姿を消すと時化で大荒れ」というものがありこの点は波乗りなら実感が持てるだろう(台風で波が荒れてクラゲが流されたとも思っていたが…)。
台風が近づく速度は時速20から30km、波の速度は時速40から60km、海の声は時速1200km程度と考えられているからもし学説が真なら波の予測につかえる筈。