立春(早春)寒波、その時波は?
三日に一回はチャンスあり
2月4日立春の後に寒気が入ってくることはままある。
寒中ではないのでこの寒さを「余寒」と呼ぶ。
記録的寒波はやはり真冬の大寒(1月20日から2月3日)の頃が多いが真冬と違って春になってからの寒波は中国大陸から西日本経由でやって来る。
これは西日本の最低気温の記録が東日本や北日本に比べて春先に多く出る事で判る。
ハワイノースに波をもたらすカムチャツカの低気圧が寒気を呼び込むことと海の水は二ヵ月遅れで温度が伝わるので2月3月が実は一番冷たいから海上で寒気が暖められにくい事で西日本廻りの寒気となるのだ。
西廻り寒気は所謂「鍋底寒気」の事で等圧線は縦縞(北風)にならず横縞(西風)になる。したがって西ウネリがまとまって日本海側太平洋側問わず風波の西ウネリがサイズアップする。
都合の良い事に春の寒気はそれ程長居しないので三日も待たないで風は納まる。
ちょうど日本海側が縦縞冬型気圧配置の時に北風でサイズアップし三日くらいで冬型が緩んでサーフタイムとなるのに似ている。