波が出ない 東京のにわか雪
最も予想が難しい東京の雪…温暖化だからこその現象
冬から初春の南岸低気圧で東京は雪になる。
南岸低気圧だから当然東日本を中心にサイズアップして波最高。
東京で雪=TheDayと思いがちだが近年様子が違う。
地球温暖化で北半球北極の寒気は熱の壁で極側に押し込められている時間が長くなった。
さすがに冬の最も寒気が強くなる日本の寒の入り頃は押し込められて溜まりに溜まった寒気がダムが決壊するごとく南側に吹き出す時がある。
こうなると日本列島は九州南部まで寒気(上空1500mで-6℃)にすっぽり覆われる。
空に水を撒けば全て凝結して雪になってしまう「降れば雪の寒さ」とはこのこと。
東京でも全国どこでも寒気がすっぽり覆うとあとは南岸低気圧が来なくてもちょっとした風のぶつかり(シア)があればそこで上昇流が起きて雲が出来、降水現象となり降る雨は雪にかわる。
風がぶつかるレベルなんて、波が立つ条件「海上で同じ方向に長い距離長い時間吹く風」とは全く違った性質の短い時間の現象だからこの雪は「にわか雪」と予想される。
にわか雪では波たたないのだ。