強すぎるオフショアの功罪
吹き返しが強いか弱いか前後の等圧線の混み具合で判断しよう
陸地から海に向かって吹く風=オフショアは波をグラッシーにしてくれるが太平洋側ではせっかく波が立ったのにオフショアが強すぎてウネリがつぶれる事がある。
特に東北地方の太平洋側では低気圧が接近時よりも通過後から更に発達して吹き返し(この場合東風)が強まり一旦フラットになることがある。同じ現象は台風が沿岸部近くを通過する時の太平洋側でも見られる。
逆に日本海側は低気圧接近時よりも通過後の吹き返しの北よりの風が強まる方がサイズアップは大いに期待できる。
オフショアが7m/sを超えるようならウネリはつぶれてしまうと考えてよい。つぶれても沖ではうねりが残っている為半日ほどで風が収まるならウネリが戻ってくることは充分期待できる。
天気図の等圧線を確認しよう!等圧線の本数×3m/sの風が吹くことが大体計算できるし、また低気圧接近時の等圧線の混み具合と通過後の混み具合を比べて明らかに通過後の等圧線の方が混み合っていたら間違いなく吹き返しの方が強いパターンと判断しよう。太平洋側だったらオフショアでつぶされる前にワンラウンド、日本海側なビッグデイに備えよう。