台風の話その1
台風の力は中心付近の最大風速で判断しよう
台風の中心付近の気圧が下がると確かに発達していることにはなるが同じ気圧の台風でも風の強さは違っている。風は周りとの気圧の差で吹くものだからだ。
このため生み出される波も変ってくる。ではどこに注意するのか?決め手は中心付近の10分間平均の最大風速。
台風の中心付近の風がどのくらい吹いているのかは実際に測りに行くことは危険で難しいため衛星画像の雲の流れ方などから判断している。
赤道付近で積乱雲がまとまって熱帯低気圧になる。この熱低の中心付近の最大風速が17.2m/sを超えると台風に分類され、1月の初めの1つ目から順番に1号と名が付く。
1年で平均26号の台風が発生する。2月の寒い季節を除いてほぼ毎月台風は生まれているのが通常なのだが近年の気候変動は台風発生にも影響を及ぼしている。
中心付近の最大風速がさらに強まり33m/s以上になると「強い」台風、44m/s以上になると「非常に強い」台風、54m/s以上になると「猛烈な」台風という。
また台風の大きさは風速15m/s以上の強風域の半径で考える。強風域が半径500km以上で「大型の」台風、強風域の半径が800km以上で「超大型の」台風となる。
台風情報を確認する時の参考にしよう。