天気図から知る朝からの面ザワ

朝一は面ツルと思い込んでいないか?

太陽光エネルギーが届かない夜中は地面と海面で比べれば圧倒的に地面の方が冷えやすい性質。

冷えた空気は重いので陸地(地面側)から低い方低い方へと気塊は流れてゆき海まで到達して海上に流れ出るこの陸風が朝のオフショアで面ツルの理由。

日中は逆で海面より暖まり易い地面が日射で暑くなりその上にある気塊は暖かく軽くなり上昇してゆくとその不足分を補填するべく海から陸に風が吹く…これがオンショア面ザワからの風波サイズアップの構造。

夕方波が良くなると信じられているのは日中風波でサイスアップしたあと日没近くは日射が減って海風が弱まるから。

これら「海陸風」と呼ばれるが風を支配するのは実は気圧配置の方が格上だ。

イメージしてほしい北半球では高気圧を右手に低気圧を左手に見て風は吹く(南半球ではこの逆)。

例えば太平洋側なら高気圧が東に、低気圧が西にあるような場合南風でオンショア。

目立った気圧配置がオンショアならば海陸風とは関係なく朝から面ザワになってしまう。

気圧配置は前日に判るから、こんな時は久々に寝坊が出来るのだ。