予報が変わるー海面水温分布図

2017年の台風シーズンからは更に波予報精度が期待できる

海面水温は台風がこのあと発達するかしないかを判断する重要な指標。

海面水温が27℃以上のエリアがどこに有るのか確認することが台風発生後最初にすべき事。

27℃以上の海域に台風や熱帯低気圧が長く留まるほど発達し大波を届けてくれるから。

また台風が発生すると波の素となる風が吹くがその風は海をかき回すので海面水温は低くなってしまう。

そう台風は海面水温から潜熱エネルギーを受け取って発達して、海をかき混ぜて上がり過ぎた海面水温を下げる効果がある。

それに海流も関係して水温分布は複雑。

気象庁は人工衛星、船舶、ブイによる観測でこれまで海面水温の解析をしてきたが静止気象衛星ひまわり8号の宇宙空間から赤外線カメラで海を見たデータを用いた解析手法により詳細かつ正確な水温分布が把握可能となった。2016年11月15日より気象庁HP海洋の健康診断表>海面水温>分布図の海域名>北西太平洋/日本近海/親潮域/ 黒潮域/ 東シナ海/日本海を選択してみる事が出来る。