海の危険 離岸流

沖に流されたら落ち着いてまずは横に進む

波は打ち寄せる分、沖に戻る流れも生まれ、この流れをリップカレントまたは離岸流(りがんりゅう)、中には岸と平行に流れている場合もありこれを並岸流(へいがんりゅう)と呼ぶ。

沖に楽に出るためにはカレントに乗ると良い。海に入る前に流れの観察をしよう。

そこだけ波が割れていない所やTバー、堤防周りも沖に流れが出来やすい。

砂を巻き上げていることも多いためカレントの部分だけ色が違って濁っている場合もある。

波が大きくなればそれだけ水量も増すためカレントはきつくなる。観測では最速で2ノット(時速4km)程度出る場合もあり、これに乗ると漂流事故につながってしまう。

スープの泡や海面のゴミで動きを追ってみよう!どのくらいの速度?歩く程度の速度だったら要注意。

もしつかまったら、落ち着いて流れと直角にブレイクしている方に進むべし!離岸流の目的は打ち寄せた水を沖に戻すことだから、沖に出ると途端に弱まるからだ。

まずはこれで危険な流れ自体からは逃れられ、岸への流れに近づける筈。慌てて来た方に戻ってもまた時速4km(大人の歩く速度程度)の流れに逆らって延々泳ぐのは水泳選手でも無理。