サーファー用の波予報モデル②
日本の場合、サーフィンに適した波の波長は8秒
テレビで出てくる波と風の予報画面はおなじみだが、あの波高はあっているのか?結果から言えばあっている場合とまったくあっていない場合が混在している。
波高表示はm単位だが、沖合いの水深50m以上の予想で波の向きが出ていない事が大きな残念ポイント。
つまりビーチに近づいてくるウネリなのか遠ざかってゆくウネリなのかが示されていない。
沖合いの漁船に対してはウネリの向きより波高の方が重要情報だからだ。
もう一つ問題点はやってくるウネリがいろいろな波長の波が合わさった状態で計算されている点。
これは沖合いでは精度が高くても波乗りをするP近くでは微妙に違ってくる。
なぜなら沖までは来ているウネリも、浅い所までは届かない場合があるから。
波乗りするPに届く波の種類の特定をすれば、その波だけを計算すればサーフィン用の予報ができる筈。
結論から言えば湘南エリアで伊豆大島のデータと鎌倉の実際にI92の観測データを比べると、波長が8秒の波が伊豆大島で高めに観測されたときは鎌倉でも波が高いという相関が判明した。
後は風とウネリの向きをどうするか!研究は続く。