天気図から知る風速

『等圧線の本数×3m/sの風が吹いていると考えよう』

天気図に描かれた線(等圧線)に注目。この線は同じ圧力ごとに結ばれた線。

決まりで4ヘクトパスカルごとに引くことになっている。つまりこの線の下にある地点は同じ気圧ということ。

目指すPの付近に何本線が引かれているかな?もし判りづらければ範囲を区切ろう。緯度と傾度10度ごとに地図にはます目が区切られているので「ひとます」に何本かでもいい 数えてほしい。

気圧の差で吹く風を地衡風(ちこうふう)と言い、複雑な計算式があるが簡略化すると海上なら、(等圧線の本数)×3m/sくらい。目指すPを含む「ひとます」にもしも2本の等圧線が引かれていたなら、2×3で風速6m/sの風ということ。ちなみに波頭が白く砕け始めるのが風速3m/sからだ。

風波コンディションテで乗れる波だと6~7m/sつまり天気図で3本線があったら期待していい。風の表記の仕方は様々で国際式はノット(KT)、日本式は風力階級(0~12)で表されてややこしい。国際式のKT(ノット)は約半分にすればm/sに置き換えられる。だから20KTは10m/sとなる。日本式の風力階級は覚えるしかないが12は30m/sを超える強い台風なみの風、6で風速12m/s程度だ。