天気の言い伝え その2
雪の時は何故か湘南の波の形がいい
東京は雪に弱く1㎝積もっただけで大騒ぎになるほど交通障害など深刻になる。したがってどのタイミングで関東地方南部が雪になるのかの研究は進んでいる。
証明されていることは「冬から春にかけて南岸低気圧(日本の南を通る前線を伴った低気圧)のコースが八丈島とその南300㎞の鳥島の間を通過する時、低気圧に向かう下層の北東気流が沿岸部に冷気をもたらすため雪になる」である。
八丈島より北コースだと雨は降るが北から冷気を引き込めないし鳥島よりも南コースだと雪や雨の元となる湿った空気を南から引き込めないというわけだ。
さて波はこの場合どうなるか、前出の北コースだと南よりの風が強くサイズアップもジャンクで前線通過を待たねばならないし通過後も西風が残り安いのが冬のパターン、また南コースでは北よりの風が卓越しオフショアで波は立たない状態となる。
適度なウネリを供給しオフショアのクリーンなコンディションを湘南にもたらすのがまさに東京から関東南部沿岸部に降る雪と言うわけだ。寒いけど面は綺麗で入ってる人もそれなりの人(?)ばかりのサーフ天国は冬場にもある。