ボイスバロットの法則
風に背を向けて左斜め45度に低気圧がある
天気図の低気圧や台風の中心付近で等圧線が込んでいる所は風が強い。
高気圧をスタートした空気の塊は始めゆっくり動いているがゴールの低気圧に近づくとスピードを上げ、最後は空気の塊はぶつかり合って上昇して雲になる仕組みである。
実際に海で風が吹いている時にどこに低気圧や台風があるのか知る方法を教えよう。
ボイスバロットとはオランダの気象学者でこの法則は船乗りに古くから愛用されている。高気圧から低気圧に風が吹くということは風の進んでゆく方角に低気圧があると考えがちだがこれは誤り。
地球の自転の影響で風は曲げられてしまい、ほぼ等圧線に平行かやや低気圧に向いて吹くから。このとき必ず北半球では高気圧を右に低気圧を左に見て風は吹く、西高東低の冬型が北風なので覚え易い。
さて実際に風が吹いているとするそのとき風に背を向けて欲しい。風を背に直角に受けてあなた左手前方45度(時計で言えば10時と11時の間)の先に低気圧や台風が存在する。また、右手の後方45度(時計では4時と5時の間)にゴールとなる高気圧が存在するのだ。