天気の謎 潮位ゼロってなに?

潮位ゼロは標高ゼロではない。海の人も山の事を知るべし

波乗りに大切なことは風向と潮、これに尽きる。

風は波の面に影響し、潮は水量に関係する。

ずっと沖まで砂のボトムがつづくポイントなら潮位よりも「潮の上げ始め」に波がサイズアップする点が重要。

ボトムがリーフの場合引きすぎるとサーフィン出来ない程水量がなくなる死活問題。

「本日の引き(上げ)一杯は何時で何㎝か」を海に入る前にチェックする癖を是非。

満月の時は潮の干満の差が大きい事や一日50分程後ろに時間が動いていく事は海からの学びだ。

引き一杯「潮位0㎝」という場合がある。

よく見ると別の日は「潮位マイナス数㎝」もある!これは各検潮所毎に「大潮で一番潮が引いた時の平均をゼロ」に設定している為。

このゼロ面を「略最低低潮面(ほぼさいていていちょうめん)」とし海の深さの基準面(海図における0m)とする。

検潮所ごとにゼロ面を決めて一か所に代表させないのはその海域を通る船が座礁しないように各地でバラバラでこそOKなのだ。

海はいいけど山の高さはどうするの?「東京湾平均海面(TP)」…正確には神奈川県三浦半島の油壷の平均海面を標高0mとしこれが今度は山の高さの基準となる。

潮位ゼロ面から山を見れば公称より高くなるってことか。