サーファー流雲画像の見方③
ジェット気流(偏西風)が見えたら一人前
台風やハリケーンのような勢力の強い低気圧は遥か離れた所にもウネリが届く傾向にある。
これは遠くまで減衰しないで進んでゆく力を持った波長の長い波を作り出せるから。
波長の長い波は同じ方向にある程度の強風が吹き続け、ウネリを成長させる事が必須条件。
では日本近海に多い温帯低気圧はどうかと言えば成長が弱かったり移動速度が速く風の向きが一定になり難かったりで風波でも見極めて乗るしかない場合がある。
今後この低気圧が発達するかの鍵は上空の偏西風がどのように蛇行するかにかかってくるがこれを知る為には高層天気図というプロ用の資料が必要。
そこで注目は雲の流れだ。
上空の雲は大体は偏西風(ジェット気流)に沿って吹く。
薄いハケで書いたような雲に注目しよう。
必ず大きく北か南に蛇行している筈でもし低気圧の前面である東側で南へ垂れ下がっていたら、その低気圧は今後は発達しないのであるうちに風波でもGO。
低気圧の後面の西側で南に垂れているようなら低気圧は発達傾向でこれからもっと風が強くなる。