台風と寒気の関係
日本が「大気の状態が不安定」という天気予報なら南海上で台風が出来る兆候
夏の暑さの頃は冬を忘れ、冬の寒さの頃は夏を忘れてしまうものだが、実は寒さと暑さは繋がっている。
2014年12月3日の天気図かひまわり雲画像に良く表れている。
海面温度は遅れて反応するから二ヵ月前級の秋の温度、空の上層はもう真冬の寒気という場。
宮崎で初氷、和歌山では平年より16日も早く初雪のこの日、実はフィリピン東海上には非常に強い台風22号があって西に進んでいた。
なかなか実感できないが台風が発生するような時、実は寒気が日本列島を覆って居る事が多い。
テレコネクションと呼ばれるこの現象、夏場でも台風が出来ている時に雪を降らせる程ではないが比較的強めの寒気が上層に入っているのだ。
台風が発生すると不安定な天気になるのはこの寒気の為だ。
この原理を利用すれば、台風の発生しそうな状況が判る。
連日「上空の寒気による不安定」という予報が出されている場合、そろそろ台風が出来るぞという期待をもってTheDayに向けての準備開始。
こうした遠いところでつながっている現象を「テレコネクション」と呼ぶ