屋根が飛ぶ覚悟
竜巻発生確度で突風被害のポテンシャルを知ろう
台風接近、風の影響で海に入っていられないコンディションはままある。
特にオフショアが強すぎるような(体感的には8m/s以上の)時、面が奇麗なだけに「出来そう」と思えてしまう。
気象庁の「風の強さと吹き方」の定義によると平均風速が15m/s(風に向かって歩くのが困難)を超えると屋根被害の可能性が現れ始めるとされている。
台風は中心付近が17m/sを超えた熱帯低気圧なので、台風が通るとそこは必ず屋根被害がある事になるが実際はそんなに飛んでいない印象。
気象庁は「よほど弱い屋根を想定」しているのか、かえって狼少年化が心配。
風向きが最も関係するが一般的に屋根の瓦が飛ぶ風速は風速25m/s。
大工さんも意識をして対策している事も考慮して風速30m/sを超えてくると危険(スレート瓦は60m/sまで耐えるという実験結果もあり)と考えたい。
怖いのは風には突風(今吹いている風速の1.5倍から2倍)が吹く場合があるという事。
風速30m/sが60m/sになった瞬間屋根が飛ぶ災害となってしまう。
台風が接近して家が心配な時、気象庁HP›防災情報›レーダーナウキャストを利用することをお勧めする。
この中の「竜巻発生確度」で風速が今のままなのか?さらに突風が吹く可能性が高まっているのかが判るから。
闇雲に怖がらず、自分で情報をとりに行くのが現代の防災なのだ。