環境と波 ラニーニャの冬とパンデミック、その時波は?
冬型が決まりにくいラニーニャの寒い冬の不思議

過去の世界的パンデミックの1918年スペイン風邪、1957年アジアインフルエンザ、1968年香港インフルエンザ、2009年新型インフルエンザ…実はこれら全てラニーニャ現象が先行して起きていたという事実がある。
南米ペルー沖の海面水温が平年より低い状態がラニーニャ(逆がエルニーニョ)。
ラニーニャの冬は厳冬になる。
気圧配置が変わり、偏西風が蛇行し日本列島は寒気を持った高気圧(シベリア高気圧系)が停滞しやすくなるので鍋底寒気に覆われる為西日本から寒くなるのだ。
この「普段そこまで冷え込まない地域まで寒い」事が感染症パンデミックの引き金になっていると考える。
冬型気圧配置が決まって寒くなるのではないというのがポイント。
日本海側がサイズアップに期待できるのは上層に寒気を伴なった低気圧が日本海に入り通過後に北風で波が出る。
冬型は長続きしないからハワイノースはいまいちかと。
また温暖化で海水温が高い為、太平洋と日本をすっぽり覆った寒気の境に南岸低気圧が発生して太平洋側はここがサイズアップのチャンスとなる。
富士山が真冬なのに雪で真っ白になった時が南岸通過のサインとなる。
とはいえ2021年コロナ第5波の後にラニーニャの冬がはじまるとは…。

