台風の話その17

日米の台風に関する認識違い。17号と18号が逆事件?!

2005年の台風18号(ダムレイ)と17号(サオラー)に異変有り。アメリカのインターネットの気象情報では完全に17号と18号の表記が逆転しているのだ。

アメリカの気象情報のインターネット画面では日本の17号(サオラー)が18号(サオラー)、日本の18号(ダムレイ)が17号(ダムレイ)と番号だけが逆転表記されている。元気象庁の予報官の方に話しを聞いたがこんな事は初めてかもしれないとの事。

日本付近の台風を監視する基地はグアムにある。17号と18号はほぼ同じ頃に台風に昇格したが、日本とグアムでは昇格のさせ方が違う。グアムでは比較的早めに台風にしてしまうが、日本の気象庁では確実に今後台風として発達しそうな熱帯低気圧を台風に昇格させる慎重さがこの逆転現象を生んだようだ。

でもまだ疑問は残る何故かサオラー、ダムレイという台風の愛称だけは日米で同じ順番なのだ!愛称も逆転していなければ筋が通らない筈だが・・。

ちょうど時を同じくしてメキシコ湾でハリケーンリタが大暴れしている時で情報の整合性が取られていなかったのかもしれない。記録として残す時に日米でもめそうな事例である。