台風の話その3

8月の終わりまでに14号が来ない年ははずれ年

台風は1年間で平均26.7個発生し1個の平均寿命は124時間。発生数が最も多い月の順に8月(5.5個)、9月(5.1個)、7月(4.1個)、10月(3.9個)、11月(2.5個)で他の月は1個前後(2月はほとんど発生しない)。

8月までに半分以上が発生しないとその年は台風の少ない年になる。

また九州、四国、本州、北海道の海岸に台風の中心が達した場合のみを上陸とし、その数は平均2.6個(発生数の約1割)。

性格は夏台風は迷走台風とも呼ばれ動きが遅く進路がはっきりしない、これは進路を決定する偏西風がまだ南下して来ないため。秋台風は日本の南海上で進路を北東に変え速度を速めながら日本付近に近づくため進路を読むのは比較的容易である。

その年の1月1日に発生した順に1号と名付けられる台風は2000年からアジア名も付くようになったが耳慣れない現地語が多くまったく定着していない。2024年の台風5号の名前「マリア(Maria)」は米国が提案した名称で、マリアナ諸島のチャモロ語の女性の名前。

1952年までは英語名でQUXYZの5文字を除くアルファベット順だった。ちなみに過去の資料を当たると映画「稲村ジェーン」で草刈正雄が乗ったのが1950年の28号で加勢大周が乗らなかったのが1964年13号ということになる。