環境と波 雪不足でスキー場倒産相次ぐ
冬山の影響が海に出ている事に気づいているか?
2019年~2020年は気候変化が経済活動に目に見える形で存在感を示し始めた時代と言えよう。
西日本の日本海側のスキー場の話。
暖冬による雪不足でこのシーズンの営業ができない状態が続いていた福井県勝山市の雁が原スキー場は2020年2月3日、島根県浜田市のアサヒテングストンスノーパークは17日に自己破産の準備の入った。
2000年代からスキー場関連での倒産は50社を超えているが、明確に「雪がないので営業できない」というのはセンセーショナル。
北日本と違い緯度の低い西日本の日本海側に雪が降る条件は冬場の「鍋底寒気」が必須。
寒気を上から見た時に鍋の底のような形状をしていて寒気が強力で長く続く。
日本海側が鍋底寒気すっぽりで太平洋側に比較的暖かい空気がある場合、北半球では寒気を左に見て風は吹く為、太平洋側は西風が強まる…これが冬場の「大西」風。
大西が冬の間何日も続いて太平洋側もクローズする事がよくあったと記憶にないだろうか?海岸から砂が消えてビーチが消失する案件が増えているが、海水が昇温して膨張するので水位が高い事が一般的だが、この西風が極端に減った(なくなった)事も砂が戻ってこない要因の一つではないか?西風ブンブンのあと砂が一部やっと戻ってきてホッとしているのは自分だけか?これってサーファーなら共有したい問題なのだ。