今日はなんで波があるんだろうという日③
近くに低気圧なしで日中フラット・・・なのに夏場は夕方にサイズアップ
天気図上にウネリの元となる低気圧が無くても波が出るパターンに風波(風浪=ふうろうとも言う)がある。日中に日差しが強い夏場は朝にフラットでも夕方には期待出来る事がある。
どんな気圧配置かといえばズバリ夏場で高気圧に覆われている時。朝から日差しに恵まれると地面も海面も温められるが空気は日射では直接温まることはない。
さてここで物質の熱伝導の問題が発生。陸のが温まりやすく冷めやすいのに対し海は温まりにくいが一旦温かくなるとなかなか冷めにくいというもの。つまり陸地は海よりも先に温まってしまうので陸の上の空気が陸から熱が伝わって温まり、上昇気流が発生。どんどん空気が上昇してしまうので空気が薄くなるので気圧が低くなる(これを熱的低気圧という)。
気圧が低いところには周りから空気が流れ込む。海の上の空気はまだ温まりきっていないのでこれが陸に流れ込み、これが海風となる。風速6m位から白波が割れ始めるが乗れるようになるには時間がかかる6時間は見ておきたい。途中、曇ると日射が弱まって海風も弱まるのでサイズアップしにくい。夏はドピーカンの夕方に期待。