環境と波 梅雨入りが沖縄より奄美の方が早い!その時波は
南西方面から梅雨入りするという常識なんて
2018年の梅雨入りのスタートは日本の最も南西にある沖縄でなく、奄美からだった。
奄美が平年より4日早い5月7日入梅、その翌日沖縄が平年より1日早く5月8日入梅。
沖縄が平年より1日ずれているのは誤差範囲∴平年並みと考えてよいだろう。
その後も九州南部は平年より5日早く5月26日、九州北部や四国は平年より8日も早く5月28日入梅。
2018年5月はフィリピン東海上で積乱雲(上昇流)が発生しやすく(ただし台風にはならないのがポイント!)、その北側の日本付近では下降気流が発生し太平洋高気圧が平年よりも早く勢力を強め梅雨前線の北上と梅雨入りも平年より早い。
気象台は入梅発表タイミングを自分より西(南)にある気象台の発表を横目で見て検討するのだが、そうした「常識」が通用しなくなるような夏の北上スピードの大きさだ。
しかし台風が出来ない事からも夏の勢力拡大は一時的で、また夏が南に下がるだろう。
そのたびに晴れて昇温、前線接近で大雨を繰り返す。
シトシト雨の停滞前線よりも移動しやすい前線次第で波は上る可能性は高い。