環境と波 北日本日本海側がクラシカルポイントになる

このままで行くと台風銀座は北日本日本海側になるのか

2010年は113年間の観測史上最も暑い夏がやってきた。

その原因は強烈な太平洋高気圧。

原因は高気圧の北側を流れる偏西風のジェット気流が高気圧を時計回りに回転させる作用を持った事。

高気圧はもともと時計回りの回転成分を持っているので外側からでも時計回りの回転を増せば、高気圧は勢力を強める事になる。

海が暖まって9月頃からいよいよ台風が生まれるシーズンだが台風のコースは高気圧のヘリを周るというのがセオリー。

これまでは9月になれば太平洋高気圧も弱まってちょうど高気圧のヘリが西日本から東日本の太平洋側に向いており、これに沿って進む台風がクラシカルなポイントをサイズアップさせてきた。

温暖化が進み、高気圧が圧倒的な強さになって秋まで日本列島に張り出していると、高気圧のヘリはちょうど日本海の新潟以北くらいになる。

2010年の上陸台風4号は高気圧のヘリを周って日本海側から北日本に上陸したのだ。

当然、北日本日本海側が台風のウネリでサイズアップ!何人がそのウネリにありつけたのか?残暑が厳しい異常な温暖化サマーはグランドスウエルが北日本の日本海側を直撃。

新たなクラシカルポイントが生まれるのかも。