今日はなんで波があるんだろうという日④

梅雨の間も波が出る場合…男梅雨

何日もザーット降り続くかと思えば、今度は数日間猛暑が続くような梅雨のパターンを陽性の梅雨、もしくは男梅雨(おとこづゆ)と呼ぶ。

その逆が陰性の梅雨(女梅雨)でジトジトメソメソした降り方。

最近は男の方がよっぽどメソメソしているので男や女といった表現はぴんと来ない。

2014年の梅雨はエルニーニョで不順との予想通り、いわゆる男梅雨傾向。

その原因の一つにオホーツク海高気圧が弱い点が挙げられる。

梅雨のない北海道は本州が梅雨のうちはオホーツク海高気圧に覆われて晴が続く本来の梅雨はこのオホーツク海高気圧の北東風と太平洋高気圧の南西風のぶつかり梅雨前線で波がけされてしまうのだが、2014年は梅雨前線が日本の南にありながらも北海道に低気圧が停滞する「南高北低型」になるパターンが多かった。

この気圧配置は基本「南西風」沖では西風が続くので、弱い風でも徐々にウネリとしてまとまる為、太平洋側は小波ながらもコンスタントに波が入りやすいのだ。

そんななか梅雨前線上に低気圧が出来て発達すれば豪雨もあるがしっかりとサイズアップ。

そういえば入梅した関東は最初の三日間で6月分の雨が降りきってしまう程…ヒステリー梅雨とでも言うべきか。